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老人クラブの抱える課題は大きく2つある。ひとつは会員が減っている事で、もうひとつは会を支える担い手がいないことだ。
前者は老人クラブに入会の魅力がないのが原因だ。65歳以上の構成比が35%と対象者は増えているのに、毎年確実に亡くなる人で会員数が減り、新しく入る人がいなくなるから当たり前だ。その結果、会員の平均年齢が高く77歳以上となっている。
もうひとつは担い手がいない事だが、「役が回って来るから、イヤだ」と言うのが理由のようだ。しかし支えられるべき80歳以上の人が役を務めるのは不可能で、60歳台後半~70歳台の方が中心となり支えるべき側に立たなけりゃいけない。ボランティアだから強制は出来ない~しかし、ひとつの社会では、誰かがやらなければならないのです。
今度、老人クラブのバス旅行に不測の事態にそなえて車椅子を携帯していきます。誰が車椅子を押すのでしょう~役員の仕事ではなく、近くの出来る人が車椅子をおす。見過ごすことが出来ますか?それが「助け合いのこころ」だ。いずれ将来自分が支えられる立場になるのは確実です。老人クラブでは高齢者が高齢者が助け合ってゆく社会なのです。
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