2021年2月28日日曜日

半藤一利

天気:曇り

歴史研究家の半藤一利が1月12日に亡くなった(90歳)。彼が常々言っていたのは現代史を学ぶ事の重要性だ。戦国時代以前の歴史は確かな史実も残っていなくて、何が真実なのかわからないことが多い。一方、幕末、明治以降については真実性が高く興味深い。しかし、中学、高校の歴史の授業で大正、昭和の歴史は大概3学期で、最後には時間がなく「読んで置くように!」で終わってしまっている。戦後史にしても体験して覚えているのは、せいぜい昭和40年以降だろう。徳川江戸時代が終わり、国際的にも初めて国としての出来た幕末・明治、折角作った国をぶっ壊した昭和、一体何がそうさせてしまったのだろう?

 

2021年2月27日土曜日

天然酵母(りんご)

天気:晴れ
 退院してからしばらくして、体調を見ながら食パンを焼いている。ふと、昔やっていた天然酵母を思い出した。当時はイースト菌を使わず、果樹園で収穫できる果物などで天然酵母を作りパンを焼いていた。イースト菌の匂いがなくて、小麦粉と自然の香りだけの美味しいパンが出来上がる。先程、りんごで液種を作ったが、元種を完成するには8日間必要だ。明日のパン作りには間に合わなく、来週以降になる。

最近は食パンブームで注目されているが、さらに美味しい食パンが出来上がる。

2021年2月26日金曜日

腕時計の電池交換

天気:曇り 

やっと腕時計の電池交換をした。ここ10年以上、時間をあまり意識した生活をしていなかったから止まったままだった。屋外にいると大体の時間はわかるし、10分や15分を気にする事もなかった。  皆さんはどうですか?

病院に行くようになり、予約時間など時を意識しなければならない(残念ながら)。

この時計は、義父(妻のお父さん)の形見の時計だ。

2021年2月25日木曜日

ペンキ塗り

天気:晴れ(暖かい)

暖かくなり、毎日誰かがやってくるようになった。しかしベンチも椅子もテーブルも野ざらしになっていて、座る場所がない。(コロナ禍で家の中にではお互い入室しないから)。暖かい日にゆったりと飲むお茶(コーヒー・紅茶)は最高だ。テーブルと椅子は真っ白に塗りました。さあ、いつででもOKです。

もうひとつの椅子は、フランス国旗のカラーの青・白・赤だ。

 

2021年2月24日水曜日

春の花(梅&ミモザ)

天気:晴れ (先週に比べるとちょっと寒い!)

庭の梅の花が満開。




知り合いの奥様が、ミモザの花を一束持ってきてくれた。
マンサクも満開ですが、ミモザも共演・・・。

2021年2月23日火曜日

第4クール初日  

 天気:晴れ時々くもり

昨日から第4クールに入るが、第3クールの継続だ。だだ初日は採血、採尿、点滴、注射など6時間で〜朝6時半から午後6時間〜しんどい。お母さんが調子が良くなくメールで長男や次女にフォローをお願いしておいた。お土産はバック一杯の薬。経過に伴う副作用の変化で表れてきたのが、ステロイド仕様のための糖尿病数値の悪化で、糖尿病科でインシュリン分泌を促す2種類の薬と低血糖予防のぶどう糖が増えた。当然飲む薬も増え、今朝がピークが24錠の薬を飲む。


本当にこれだけいるのか?

2021年2月19日金曜日

弱虫ミーミー

天気:晴れ

のら猫の世界では恋の季節。オス猫のミーミーも2回ほど一泊二日の旅に出かけたが、最近は収穫がないのか出歩いていない。が、自分の「しま」荒らしの危機にあっている。生後半年で親から離れたミーミーは、親や兄妹から喧嘩の仕方などの教育を受けていないから、いつも抑え込まれて負ける〜傷跡も絶えない。ギャーギャーとうなり合ってると、ついついミーミーの味方で助けるのだが、良いやら悪いやら・・・親猫の気分です。
 

2021年2月18日木曜日

すわ〜地震!

天気:雪

午前3時58分、ゆら〜ゆら〜と揺れる。二階で寝ていたうちの人が起きてきた。先日の東北地方の地震の余震であったら、震源地ではかなり大きいだろう。その後の和歌山の地震の余震であっても、大阪でかなり大きいだろう・・・と思った。が、数分後のTV速報では、何と「震源は愛知西部で震度3」だった。昨夜はTV電話で長男と地震の話をしていたばかりだった。

*昨夜から雪だったが、その中を市民病院に行きました。
 

2021年2月15日月曜日

愛車は元気?

天気;雨

愛車の軽トラが3ヶ月間運転をしないで、空き地に放置していた。クラッチ式で運転出来ないため、誰もエンジンもかけてくれない。ちょっとした家庭菜園をする人にとっては、軽トラは非常に便利で、農機具や収穫物を運ぶにも重宝される。翔くんに譲ろうと、運転席に乗せたがペタルに届かない。(たしか、私は中学生の時に乗っていたはずだが・・) 翔くんは10歳では無理か・・・。

車検が今年4月が期限だし 動かなかったら廃車かと思いながらキーを回すと、何と、イッパツでエンジンがかかった。嬉しいというのだろうか、何故か非常に感激した。


 

2021年2月11日木曜日

なかにし礼 「がんに生きる」完

天気:晴れ

彼は「がんで死にたい」と常々言っている。余命宣告され「生」「死」「病」「老」(四苦)を考える時間を与えてくれるからだ。実際の死因(20年12月)は心筋梗塞だった。最初の宣告から8年半〜充分に考えられ、準備も出来た。(ただコロナ禍で葬儀は思うようには出来なかっただろう)

彼の8年半の闘病を見ると、がんに対する研究の進歩を感じる。最初の陽子線治療は当時では最先端で手術や抗がん剤治療を免れたが、15年3月のリンパ節の手術は、現在では大きく変わっている。当時では大手術で「神の手」の医師が、首、腹、背中を切開していたが、この頃から「縦隔鏡手術」「ロボット手術」が始まり、18年から保険適用もされている。腹と首に小さな切開と腔をあけ、ロボットアームでモニターを見ながらする手術で、肺や心臓の負担がなく肋骨を切ったりすることもない。彼の場合は持病の心臓疾患があったから、科学の進歩がもう少しだけ間に合っていれば・・・と思う。

私の「多発性骨髄腫」も不治の病といわれているが、研究が進められている。ノーベル賞学者本庶佑氏の「オプジーボ」も同分野のリンパ球T細胞の研究だという(骨髄腫はB細胞)。自分ではどうしようもないが、治療を続けながら研究に期待する。

2021年2月10日水曜日

ふきのとう2021

天気:晴れ

寒い寒いと言いながら、春はやってくる。ふきのとうが芽をふき、梅が咲く。うちの人は何故かこのふきのとうが好きだ。数個を収穫して玄関の花瓶に活けると春の香りがただようからだ。

先日は3クール後半の抗がん剤(ベルケイド)だった。毎週する血液検査にHbA1c(糖尿病数値)追加したら、案の定、6.5と1割ほど悪くなっていた。これは抗ガン剤治療時にステロイド薬を投薬を36錠、点滴を2回(1クール=6W)実施するからだ。他の病症でもステロイドを薬を使用する時には、必ずチェックを入れて、血糖値をコントロールする薬を飲む〜おかげで、2種類の薬が増えた。〜もう体には薬がいっぱいだ。
 

2021年2月8日月曜日

なかにし礼:「がんに生きる」⑤

天気:晴れ

家族の心境は何度も読んでも判らない〜礼さんの著書だから当然だ。一回目は柏市の病院で通院の治療だったが、がんの宣告時には少なからずのショックはあったはず〜当時は2人の子供もそれぞれが結婚をして力にはなってくれたはずだ。しかし、2回目の治療時(15年3月)は、大手術と抗がん剤治療で苦しむ夫(生と死をさまよう10ヶ月)は、家族全員がさまよっていた。どうしてよいのか分からず、お寺さんに葬式の相談をしたり、ぼーとしていて車にひかれそうになったり、うつ状態で「精神腫瘍科」で薬をもらったり、兎に角、手も足も地につかない。病院から帰っても女性一人で暮らす虚しさ、寂しさは計り知れない。友達が心配して電話をくれても、ほっといて!と言いたい気持ちも理解できる。そんな時期(15年11月)に長男の奥さん(女優)が心不全で急逝・・・。相当な葛藤があるのに、著書の中ではあまり触れられていないのは、夫には見せられないという 妻:ゆりさんの意地と覚悟を感じる。が、がんの治療は長い時間が必要で、その間の痛みや苦しみを理解してくれる家族がいるということが、どれだけ励みになることやら。私の場合も、コロラ禍で入院中に面会ができなく孤立生活の妻を救ったのは、3人の子供たちがラインで情報を共有し、毎日励ましてくれたお陰だ。

 

2021年2月4日木曜日

なかにし礼 「がんに生きる」④

 天気:曇り

3本の食パンを焼く〜1本は、先日手伝ってくれた澪くん用だ。

当時(16年以前)の食道がんの手術は「大手術中の大手術」と言うほど難手術だった。食道は胸の奥にあり、胸の横を切開して肋骨を切り、胃の一部を切除するため腹部を切開、胃と食道をつなぐために首も切開する〜同時に3ヶ所も切開する。そもそも食道の周辺には数多くのリンパ節があり転移する可能性は大として広い範囲でリンパ節を同時に切除する。しかし、心臓に持病を持つ彼は、手術に耐えられないと12年には陽子線治療を選んだ。が、結果として食道の近くのリンパ節に転移した。私は、医師と患者はいつも対等な立場での信頼関係と常々思っているが、この時の彼の心境は陽子線治療での信頼関係もあり難手術や辛い抗ガン剤治療を受けざるを得なかった。すべてを神に任せる心境だっただろう。そして耐えた。

さて、本人の葛藤のなか家族(妻:石田ゆり、1男1女、先妻のむすめ)の心境はいかばかりであっただろうか? (次回)

2021年2月3日水曜日

抗ガン剤治療:第3クール後半


天気:雪混じりで寒い
澪くんにとって2回目の節分〜なんだろう?我が家はサシミが禁止でオフでした。
昨日は第3クールの後半の抗がん剤治療で、きのう 今日はふらふらとちょっと調子が悪い。検査結果は、腎臓、肝臓数値もおおむね変化なしで血小板だけ若干低いぐらい。第4クールの治療で、脚の痛みが耐えられなければベルケイドの回数を減らそうか?と言われたが、なかにし礼・池江璃花子さん、知り合いの方、近所の方の話しの副作用に比べると大したことないと、今のまま継続にしました。
また、院内の相談センターで体重減と食欲不振の課題で、運動と食事について話を聞いて来ました。運動は先週から始めた軽いリハビリを無理ない程度で継続。食事はタンパク質を取ることと、朝昼晩比率を3:2:5を3:5:2にするように、カロリー補給に間食を、等の指導をうけました。しかし、うちの人は一日の段取りの変更など大変ですが・・・なんとか。たださえ私に合わせて、ここ半年間サシミも寿司も食べていません〜可哀相です。

2021年2月1日月曜日

なかにし礼 「がんに生きる」③

天気;晴れ

陽子線治療でがんは治った、いや、治したと思っていた。しかし2年半後の定期検診でリンパ線に転移(再発)した。陽子線治療が出来ないといわれても、前回以上に治りたいという気持ちが強くなり、医師に任せざるを得ない。手術をしたが取りきれず、穿破(内蔵破裂)の脅威を抱えながら、壮絶な抗がん剤治療〜生と死をさまよった10ヶ月〜を受けた。今回が初めての本当のがん闘病であり、前回のように「がんで死にたい」とか「葬式の準備」「やり残したこと」などの余裕はなく、目の前の辛い治療や副作用から逃げるのがせいいっぱいだったと思う。今のわたしの状況のように・・・。彼の状況は特に厳しく、抗がん剤の点滴時間も24時間とながく、倦怠感、脱力感、免疫力の低下、転倒骨折、吐き気、脱毛もあった。本には記されていないが、この10ヶ月の 間の家族(奥様:石田ゆり、1男1女の子)の心境は計りしきれない。