天気:晴れ
午後3時より、蕎麦を打つ。先日、亡くなった師匠に贈るためだ。私たちは、2年半ほど前、ほぼ同じ時期に蕎麦打ちを始めた。私はのら~り、くら~りであったが、当時70才の彼は、3つの教室のはしごをして、”蕎麦打ちます”との名刺を作って注文を受け、蕎麦打ち道具は最高級のプロ仕様を持ち、部屋には立派な蕎麦打ち台を作り、大きな専用冷蔵庫も備えて・・・・”蕎麦打ちは回数だよ”と、いつもの笑顔で言っていた。昨年の年越しそばは、私が修業をかねて助手をつとめて、蕎麦粉3Kgを打つ予定であったが、彼の病状の悪化で叶わなかった。今日は、彼の見えぬ力におされ、実に美味しそうな、そして彼好みの細い蕎麦が打てた。・・・・・・明日の葬儀で、ひつぎに入れる。
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