「カンツバキ」は1977年創業の老舗洋菓子屋さん〜かっては喫茶店も併設されてオープンガーデンもあり、経営の方針も積極的で、パティシエを目指す従業員の教育もよく、自営企業の模範です。今でこそプライスゾーンが650 円/1個と高値の花となりましたが、400円位までは、ハレの日のケーキとして重宝していました。しかし、何処で歯車が狂ったのか、喫茶店は閉店、当然オープンガーデンは非活用。店内でもパンケーキは未稼働、ホールケーキはサンプルも完売、ケーキも数少なく、店のシンボル「ノブプリン」も品切れ、店員の接客はコンビニ並み。
何が根本要因なのか? 近くに競合する同業店舗が出来ている。そして原料の高騰により、製品は高く(750円/一個)なって買いづらくなっている。しかし、同業他社の存在は成長期には必要で、内部要因にしかならない。もう一点、店頭に言い訳がましいPOPが貼ってあった。「人員不足のため・・・」「働き方改革のため・・・」と、営業時間短縮や接客の不備を、お客様に理解を求めている。価格をあげる、給料をあげる、働き方改革は自民党政治の1丁目1番地だ。これらを後向きに捉えていては、負担はすべてお客様に来る。
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