ミツバチの分蜂とは、新しい女王蜂を育て新しい群をつくり、子孫を繋ぐことです。西洋ミツバチは巣箱の中に複数の女王蜂がいて、その分の群れがあるが、日本みつばちは、1つの巣箱に1つの群れで、一匹の女王蜂しかいない。春になると、新しい女王蜂を育てて、女王蜂が1.5万匹前後の働き蜂を連れて新しい住処を求めて外に出る。一団は、巣箱の周りを舞い飛びあがり、一旦1カ所に集まる。それが蜂球だ。ハチ達は旅立つ為の蜜を腹いっぱい持って飛んでゆく。天敵や天候にも防御できる新しい住処を求めて旅立つ。
それでは残った蜂は? 分蜂が始まると全ての蜂が巣箱の外に出て、どちらの女王蜂に付くか決まる。残る蜂は飛び立たないで、巣箱の外にゾロゾロと出るが、30分も経過すると全てが巣箱の中に戻る。(写真上)見た目も形も同じ蜂が、どのように分けられるかは判らない。いずれにしても、この分蜂の為に、2月末から女王蜂は一日2000個の卵を産み、働き蜂は春の花から大量の蜜と花粉を集めなくてはならない。
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