2013年1月18日金曜日

石窯:ひび割れの修理

天気:晴れ(冷たい)
石窯でパンを焼くのは、すでに18回となる。レンガが温度で伸び縮みするのか、モルタルが劣化するのか、ひび割れが出来ている。(写真上)
ひび割れの修理には、耐火綿、接着剤いりの耐火綿、耐火セメントの3種類を使う。耐火綿をピンセットと竹串とナイフの刃で、ひびに詰めてゆく。綿だから押し込めばどんどん入る。最後には接着剤入りの耐火綿で封じる。耐火綿の接着剤はすぐ乾燥するが、綿は400度で硬化する。煙突の周りにも時間をかけて、耐火綿でひび割れ修理をする。
一番気になるのは、窯口のアーチ部分と窯内部の耐火レンガだ。耐火レンガと耐火セメントで、繋いでいるのだが、その接面にひび割れの隙間が出来ている。部分的には、耐火レンガがはげ落ちている。釜の中は、手が奥のほうまで届かないが、届く範囲で、接着剤入りの耐火綿を隙間に詰める。隙間は耐火綿がよいが、耐火セメントが剥がれたり、欠けたところは耐火セメントを煉り、修理をする。
トンネルや高速道路のインフラは頑丈に作っても、40年も経てばボロボロになる。素人の作った石窯だから、5年が寿命だろうが、修理を繰り返し長く使って生きたい。


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