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葬儀後、毎日のように黒いネクタイをした 数社のセールスの方が、手を合わせるでもなく、『急げ、急げ』とばかりに、”忌明法要”と”香典返し”の説明をされる。忌明法要の日時、場所、料理、引き出物まで、香典返しは名簿の作り方、金額、品物の指定までされ、ついには喪中はがきまで、冷静さを失っているうちに、セットで 一方的に説明される。が、不思議と各社の説明の内容が同じなのだ。要は、バレンタインや恵方巻のように、当事者不在で、誰れかが かってに決めている様だ。~香典は葬儀にお世話になった感謝の気持ちで、香の物(線香やお香)や野菜、果物を供えた。香典返しは、その頂いた内容を記憶して、相手に葬儀が出来たときにお返しをする事を言う。香典を社会貢献に寄付する方法もあるらしいが、現代の香典返しも 商業ベースで、本来の趣旨を見失っているようだ。いずれにしても、一律に商品選びをするのではなく、ひとりひとりの顔をうかべ、感謝の気持ちをこめてお返しをしたいものだ。
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