2012年6月14日木曜日

原発に見る「日本人気質」

天気:晴れ
日本人の気質について考える。特に男だろう。
”これはと思うと、一直線で突き進む。振り返ることはしないで、成功するまでやる”というのは、日本人だけの美学なのか? 5月の連休に北アルプスで遭難事故があり、北九州の6人のお医者さんが亡くなった。事故当日、白馬岳は悪天候で、登山途中にすれ違った他のグループは引き返している。6人は決して素人ではなく登山のベテランであったが、「引き返す勇気」より「苦難を乗り越えて」の美学が働いたのか。神風特攻隊のような、神だのみがあったのか。
福島原発事故で振り返ると、原発廃棄物の処理も考えず、また先の見えない廃棄物処理の実験を成功するまでやる美学と、作られた安全神話は、遭難そのものだ。そして問題はそれからで、どうも日本人は「引き返す勇気」を持ち合わせていなく、悪天候のなかでの遭難に突き進んでいる。もっと言えば、原発40余年と長期で便利さに甘んじてきて 、引き返す道も、どこまで引き返すかも解かっていない。
電気の消費量の少なかった昭和30年代といっても、記憶している人もだんだんと少なくなっているが、『3丁目の夕日』で出ているあの時代に戻ればよいのだ。TV、炊飯器、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、エアコン、・・・節電と言わないで、なくせば良いのです。そこには知恵と工夫に長ける、本当の日本人気質がみえるはずだ。
( 美しい日本の自然を愛して・・・庭のあじさいが満開)

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