2013年3月3日日曜日

石窯パン:薪

 天気:晴れ(寒い)
今日の着火は13時20分。(パンは一次発酵中 )
着火は一番下が新聞紙、その上に豆がら2株をのせ、火の点きの良いヒノキの木っ端を数本入れる。そしてメインの百日紅(さるすべり)の細い数本のを入れて、マッチで火を点ける。釜の中はレンガが冷えているので温度は低く、点きにくい。豆がらがよく燃えてヒノキの木っ端につけばOK。ヒノキは着火に適しているが、すぐ燃え尽きる。1時間燃焼して温度を上げるためには、もう少し火持ちの良い堅い薪が必要だ。
現在、保管している薪のメインは前述の百日紅だが、桜、月桂樹、桐、楠も少しづつある。桜は大事なとっておきの薪で、使う機会が今まではない。なお、薪や松などのヤニの多い薪は、石窯にはあまり適していない。
さて、着火のつづきだが、ヒノキの木っ端が勢いよく燃えて、火力は細い百日紅に移る。だんだんと太い薪をくべて、5cmほどでもすぐ燃える(写真上)。こうなると、窯のなかは250度前後になり、何を入れてもすぐ燃える。もっと太い10cmクラスを2~3本くべる。釜の中のレンガのススも燃えて「煤切れ」の状態となる。1時間10分で温度は350まで上がり、炭のが燃えるような状態になる(写真中)。燃焼は完了して、窯口と煙突のダンパーを閉じて、釜のレンガの温度を上げると同時に、酸素がなくなり燃焼は止まる。
この温度は最高点で、パンを焼く石窯の体制が取れる。


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