天気:曇り時々雨
最低気温2℃、最高気温9℃・・・この地のこの時期の平均気温。
福島県郡山市に住む知人から、贈り物が届いた。そのダンボールに、未読の「福島民報」が入れてあった。知人はあえて説明をしていないが、福島の現状を知るにはこの上ない。
福島民報は福島県最大の地方紙だ。当然ながら、全ページで28頁のうち、95%は地元の情報だ。震災関連記事が多方面から書かれているが、もちろんそれ以外の県内記事もキメ細かく掲載されている。
その中で、最も独自性があり、ショックを受けたのは、県内各地の放射能の測定値と、放射性物質の検査結果のデータが、1ページ前面に細かく掲載されている事だ。県内各地のは各市町村の約700箇所のデータであり、放射性物質の検査は産地毎の、大豆、ソバ、小豆の穀類、野菜、果実等。また、海、川、湖などに住む水生生物の放射性物質の検査結果も同時に載っている。
放射線量は相変わらず高く、私が住む愛知県に比べると、福島市で6~7倍、郡山市でも3~4倍の線量となっている。
震災後2年9ヶ月が経過し、だんだんと記憶が風化しそうたが、新聞紙上は震災時のままで何も変わっていない。温度差の大きさにショックを受ける。
私たちは、現地に赴く事はなかなか難しいが、意識は福島と一緒であるべきだろう。
福島以外のことを優先させようとしている政治家に、是非、この福島民報を送り続けたいものだ。
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