お雛様を出して、妻と飾る。
一応、組み立ての説明書を見ながら並べるのだが、部品が多いし置く位置もなかなか覚えられない。バトルの元にも・・・。
まずはお内裏様だ。金屏風を背にぼんぼりの照明で華やかだ。関東地方や京都では男雛を向かって右に置くのもあるらしいが、我が家では結婚式と同様の左だ。昔から宮廷では、右より左が位(くらい)が高く、男雛が左に位置する。そして2段目以降は、お内裏様から見ての右左だそうだ。さて2段目は三人官女~一人だけはお歯黒で眉がない年長官女がいるはずだが、我が家は眉だけ剃っている(写真上)。3段目は五人囃~能の演者で右側から、謡、笛、小鼓、大鼓、太鼓と並ぶために、小道具が多い。4段目は随身~右が長老の左大臣で、左が若者の右大臣でちょっと酔っている。共に大太刀、弓矢を持っている。5段目は衛士(従者)で、立日傘(大きな日傘)、沓台(くつ)、台傘(雨傘)の役目だが、酔っ払って右から怒り、泣き、笑いの表情で三人上戸といわれる。なお、5段目右には「左近の梅」、左には「右近の橘」を飾る。6段目は、岡持ち、たんす、茶箪笥、鏡台などの女雛の持ち物で花嫁道具でもある。7段目は駕籠と牛車だ。
我が家のお雛様は30年近く前に購入した物だが、最も標準の7段飾りで、雛の表情も標準だ。最近、いろんな変り雛があり、いろんな表情をしている。・・・お雛様を見学する時はよくご覧下さい。
2 件のコメント:
季節を追ってきめ細かな日本の生活をされていることに感服します。
なかなか実行できません。
常夏のシンガポールも良いが、季節が巡り部屋の雰囲気が変わるのはもっと良いですね。
しかし、去年の事を忘れるのは年のせいですかね。
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