2012年8月15日水曜日

終戦の日

天気:曇り時々小雨
正午果樹園にいるとサイレンが鳴る。戦没者に黙祷!
8月15日は、正式には「戦没者を追悼し、平和を祈念する日」であって、「終戦記念日」ではない。ただの終戦ではない。敗戦の日だからだ。52年までは、「降伏の日」または「敗戦記念日」といわれていた。一方、戦勝国であった連合国では、ポツダム宣言の9/2を「VーJDay」(対日戦勝記念日)としている。韓国は8/15を「光復節」として、日本からの解放を祝う。
63年から、8/15に政府主催の「全国戦没者追悼式」が開催され、67年には引揚者の給付金の法律上で「終戦日」としている。そして、82年に今使われている「戦没者を追悼し、平和を祈念する日」が制定された。
戦後67年経ち、戦争や原爆を見方が変わり、戦争の記憶を美化する傾向が、どこかで感じられる。過去の悲惨な戦争を子孫まで意識させる為には、ただの終戦ではなく敗戦のほうが良いと思う。スジャータの「名古屋製酪」という会社では、毎年9月に企業の法要をしている。25年ほど前に殺菌剤が混入というトラブルが発生して、企業としての危機に陥ったが、それから毎年、その日にトラブルを公表して懺悔を繰り返して、企業の緊張感を維持している。すばらしい経営手法だ。

自然の中で、ひたすらに生きるミツバチに比べ、人間はなんと哀れな生き物か。

昨日のトライアルで、石窯にひび割れが出来てしまった。またまた補修が必要だ。

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