天気:晴れ時々くもり
今年分蜂した2つの巣箱で、新しく生まれたハチの兆候(巣覚えの舞)がない。予定を1週間以上も経過している。両方とも働き蜂は数が少ないが、花粉や蜜を集めてくる。しかし、2日前のブログのように、大きく 色が黒い。(写真上)
巣箱の定期清掃をかねて、内観をする。天板についた巣房はあまり大きくなっていないし、蜂の少なく 色が黒く、幼ハチは見られない。(写真中) 底板には無数のオス蓋が散らばっている。(写真下:黄色の円形)
オス蜂の誕生は分蜂が行われる春に限られる。逆に言えば、オス蜂が生まれる時のオス蓋は、分蜂のきざしなのです。この時期だけミツバチの女王蜂が、オスとメスの産み分けをする。女王蜂は交尾で得た精子を体内に保有して、通常は有精卵でメス蜂を生み、オス蜂を生むときは精子を出さない無精卵にするのだ。しかし、今回の場合、有精卵が生まれた兆候がなく、無精卵の兆候のオス蓋だけが見られる。実は・・・
実は、ミツバチの世界では女王蜂以外でも、無精卵を生むことが出来る。女王蜂がいない時に、他のメス蜂が無精卵を生むことがある。もちろん交尾していないから有精卵は産めないし、無精卵でオス蜂が増えても群れはつながらない。 と、いう事は、この2つの巣箱の中には女王蜂がいない可能性が高い。
残念だ。
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